皆さんは野球、好きですか?
最近、アメリカの大リーグでも大活躍の二刀流、大谷翔平選手の話題で持ちきりです。
投手としても打者としても超一流、見ていてワクワクしますね。
そんな大谷選手の活躍には身体(特に肩甲骨)の柔らかさも関係していそうです。
先月TVで「ヨガでもやっているの?」と言ってしまう位肩甲骨を柔軟に動かしていました。
そう言えば、イチロー選手(コーチ)も身体が柔らかいイメージがありますね。
そこで今回は「肩甲骨」にスポットを当てて話してみようと思います。
肩甲骨の位置と働き
肩甲骨は背中の第2~8肋骨の高さにわたって存在する、逆三角形の手のひらくらいある扁平な骨です。
左右一対あり、肩と腕をつなぐ役割をしています。
主な働きは
①挙上→肩をすくめたり、重い物を持つ時の動作
②下制→挙げた肩を降ろす動作
③内転→引き出しを手前に引いたりする時の動作
④外転→パンチしたり、物を、前に押し出す時の動作
⑤上方回旋→腕を外側に回す時の動作
⑥下方回旋→挙げた腕を下げる時の動作
以上6つの動作が基本になります。
わかり易く言うと、肩甲骨を上下・左右・前後に動かすのが主な働きという事です。
肩甲骨まわりが硬くなる原因
まず若者で多いのが、猫背でスマートフォンやパソコンを見る時間が長いことです。
年配の方でも坐りっぱなしとか、長時間動かないでいると筋肉が硬くなってしまいます。
悪い姿勢でなくても同じ姿勢が長く続くと、身体が徐々にこわばってくるのです。
慢性的な肩凝りがある人は、肩甲骨の可動域が狭くなっている場合が多いようです。
慢性的になり凝りに慣れてしまうと、なかなか自分では気づきにくいものです。
肩凝りの自覚が無い人でも、他人から「凝っているね」の言われる人は要注意です!
肩甲骨を正しい状態に戻す方法
重度の方は「きくよう整骨院」へおいで下さい。
ここでは軽い方向けに自分で出来る方法を紹介します。
①背泳ぎをイメージして肩をゆっくり回す。
(クロールだと丸くなりやすいので、背泳ぎで軽く身体を反らす感じの方がイイと思います)
②両腕を水平にして肩甲骨を意識しながら、ゆっくりと腕全体を捻じる。
③背中でタオルの両端を持って上下に動かす。右側と左側を同じ位の回数、バランスよく動かして下さい。
④ボルダリングをやってみる。
先日TVで日本一(世界一でもある)の楢崎智亜選手を紹介していました。
肩甲骨の動き方の凄さと言ったら、ちょっと言葉になりません。
熊本県内にも、ちょっとしたボルダリング・ジムはあちこちで見掛けるようになりましたし、是非体験してみて下さい。
楽しみながら肩甲骨を動かすのにはもってこいだと思います。
おわりに
ボルダリングを勧めている私ですが、自分ではまだやったことがありません。
熊本市出身の石松大晟選手も日本のトップ3として頑張っているみたいなので、そのうち機会があったらやってみようと思います。
ただ私は体重がちょっとネックですが……
皆さんも決して無理せず、実践してみて下さい。